筑波大学現代視覚文化研究会レビュー班 公式ブログ

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【ネタバレあり】「果たしてアニメは結論を出すのか」(『殺戮の天使』)

 『殺戮の天使』は、13歳の少女レイが殺人鬼ザックと“イカれた約束”をし、謎のビルからの脱出を目指すサイコホラーアドベンチャーゲームである。最近アニメ化が発表され、今年の7月から放送開始予定である。レイは13歳にして初対面の殺人鬼(ザック)に自分を殺してほしいと頼み込むくらいヤバイ奴だが、どこか可愛げもある(※個人の感想です)。ザックは自称“マトモな成人男性”だが、幸せそうな人間をみるとつい殺してしまっているあたり全くマトモではない。この奇妙なコンビのやりとりも妙に面白く、ゲームの面白さの要因の一つでもある。このゲームの大きなファクターである“イカれた約束”であるが、ゲーム内ではその約束が果たされたのかどうかは描写されていない。アニメではここが描写されるのかされないのか見どころである。(こんそめ)