筑波大学現代視覚文化研究会レビュー班 公式ブログ

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アニメの変遷放送枠編

 近年、アニメ枠は変化が起こっている。各放送局のアニメ放送枠の確保、放送媒体の多様化、海外受注…国が「クールジャパン」の一ジャンルとして海外展開を目指し始めており、また、オタクが市民権を得つつある近年、アニメはその地位を高めている。この様々な需要に応えるため、制作側はその放映の形態を様々にしている。2017年夏から15分枠のアニメが台頭していることがその一つではないだろうか。これまでは5分枠、30分枠と長さの長短がはっきりしており、どちらの枠でも尺の都合の合わない作品は工夫をこらしていた。しかし、この枠ができたことでアニメ化のハードルがやや下がったのではないだろうか。また、TOKYOMXのハオライナーズ枠も多様化の1つだろう。この枠は声優や製作会社は日本かもしれないが、中華圏に向けて放映されるアニメである。そのため、演出は中華圏にそったものになっている。この独特の雰囲気が好きな人もいるようだ。この他にもアニメという分化が継続されるように関係各位が日々奮闘している。今後も、その生存をかけて時代に合わせ形を変えつつもアニメが放映され続けることになるだろう。(のび太