まえがき
お初にお目にかかりますレビュー班班長のナガレです。
班員であるさつき3氏の過去のレビューの投稿を受けて、現班長である私も過去のレビュー記事を公開しようと考えた所存です。今回レビューする作品は「異世界はスマートフォンとともに。2」というものですが、これは当時リアルタイム(当時配信媒体であったAbemaが放送から一週間までしか無料公開していなかったため)で毎週書いていたものであります。媒体はコミケの本ということもありところどころブログ記事としてはそぐわなかったり穴があったりしますが、そこも締め切りに追われていた筆者の臨場感をそのまま残したいという考えのもと編集なしで公開したいと思います。
それでは本記事をお楽しみください。
初めに
皆さんは異世界はスマートフォンとともにという作品を知っているだろうか。あまりの出来にネット上でネタにされ、作中のセリフである「まるで将棋だな」はミーム化。主人公の名前を覚えていないという理由で主人公がスマホ太郎と呼ばれたことによりこの作品もスマホ太郎と呼ばれるようになった。その上この作品系統のアニメは二郎、三郎などと呼ばれてネタにされる始末。しまいにはニコニコで今作のmadとして当時ネタにされていた機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズとのクロスオーバーが作られ、そっちのほうが面白いといわれるという何とも不名誉なことも起こってしまっていた。ちなみに今紹介したクロスオーバーである「異世界オルガ」は面白いので機会があったら見てみることをお勧めする。これ系統では「オルガ細胞」が一番好きなことを教える。
そして、私はかなり前ではあるが「異世界はスマートフォンとともに」の一期をみた。正直に言おう、お世辞にも面白いと思うことはなかった。というか苦痛、もう二度と見たくない。二期を見るなんてもってのほかだ。ありえない。そこで、このレビューを読んでいる人は次のようなことを思うだろう。
「じゃあ、なんで見ようと思ったの。そしてなんでレビューしようと思ったの。」
結論を言おう、正直私もわからない。なぜかそういう流れになってた。ただそれだけである。一応どんな作品であれサークルが一丸となって作ったこの本で悪口を言うのは気が引けるので、できるだけ頑張ってネガティブな意見よりポジティブな意見を書いてこうと思う。
泣き言は言ってられないのでさっさと本題に入ろうと思う。
一話
まず最初に言おう、一期を事前に見ていた私は感動した。これを聞いた皆様方は「何言ってんだこいつ」と思っているだろう。そこでなぜそのように思ったかを説明していこうと思う。
感動した点として一期と何一つ変わっていないということである。制作会社が変更されるなどの変化があったのにもかかわらず 一期とほとんど変わらない作画、主人公マンセーのヒロインたち、何より聞いてて腹立つ主人公の声それぞれが一期のままお送りしている。このことより、私は懐かしさのあまり苛立ちより先に感動が訪れたというわけである。正直二期を見る人はどんな理由があるにしろ一期の状態のイセスマを求めてきていると思うのでこれは正直大正解といわざるを得ない。
そして 何より私が感動した点として大量に挿入されていたアイキャッチが減っているという点である。私が一期をみるのが苦痛だった一番のポイント が無性に腹立つアイキャッチが大量に挿入されているということであったので、私は大いに喜んでいた。
今までの味を残 して明らかに不評な点は改善する、これこそアニメの二期のあるべき姿なのではないかと私は思う。
主人公が街を歩くと当たり前かのように困った人が現れてそれを颯爽と解決していったり、初っ端から戦闘シーンで説明もほぼなかったり、二期第一話から温泉回をやったりなどハチャメチャしていた点は懐かしさをやはり感じる。あと個人的にちゃんとスマホを使っていたので言わせていただきたい。「えらいっ!!」
二話
この話では一期のopでいかにも重要な人みたいに出てきておいて実際には終盤しか出番がなく、その終盤でもほぼ情報があかされなかったキャラクターが出てきた。まぁ実際にここでも何か重要なことが明かされることはないのだが...…。
この話の良かった点としてこのキャラクターに伏線を張っていたということである。(名前を覚えるのがめんどうくさいのでここから先は重要そうな人と記述する。)
主人公一行は砂漠にいたのだがそこに重要そうな人が現れて苦戦していた敵を颯爽と倒して去っていく。ここで聡明な主人公はあることに気づく。それは暑い砂漠なのにもかかわらず彼がマフラーをしていたという矛盾点である。正直恥ずかしながらキャラクターの服装はただの作者の趣味としか考えていなかった。しかしそれには意味があり、それをちゃんと伏線として機能させた。私は少しイセスマをなめていたようだ。しかし、そんなこと言ってる主人公も首元にもこもこがついてる長袖のコートという明らかに砂漠ではおかしい服装をしていた気がしたがそれは私の見間違いだろう。
次に私がよいと思った点としてフレームギアという新たな技術を出して、それを即座には見つからないという展開にしたということだ。今までだと使えそうな技術は話が出た後すぐに出るという展開が多かったためこのように後に楽しみを残しておくこの展開はよいと思う。他に言う点としては、「なんかこれ前に見たことあるな……」と言いたくなるような、まぁよく言えばイセスマテイストの展開が続いた。
二話は最終的に伏線を張っておくという回となっていた。
三話
この回は一期とほとんど変わらずあまり語ることがない。と思いきや、以前にはっていた伏線の回収と世界観についてさりげなく説明している。
まず、伏線について語っていこう。作中でグラビティという無属性魔法を知ってすぐに主人公が使う。このシーンだけだといつも通り主人公の万能性を示し、「主人公最強」で終わるのだが一旦二期一話の最初を思い出してほしい。一話の最初では説明もなくいきなり戦闘シーンが入り、主人公が無属性魔法であるゲートを使って敵を上空にワープさせて落として倒すということを行っていた。当時私は「いつものイセスマだな」とバカみたいなことを思っていた。しかしそれは違った。ここで作者は伏線を張っていた。もうこれを読んでいる皆さんも気づいたことだろう。そう、ここで重力を活用して敵を倒すことができるということを見せている。そしてこの三話に続いているのである。つまり一話での攻撃方法を三話で進化させるということを見せてくれた。私はこの伏線に気づくことができなかった。私は少しイセスマをなめていたようだ。 しかし、主人公はグラビティの説明として重さを重くするとの説明していたのだがそれだけだと質量を変化させたのか重力を変化させたのかがわからないので主人公が重さという言葉を理解していないという結論に至ってしまうが、グラビティという魔法名があるので、さすがにほかの人に説明しやすいように重さという言葉を使ったのだろう。ここで主人公は他の人にわかるように言葉を選ぶという聡明さがあるということがわかる。
次に世界観について語っていく。主人公は目的の本を買うために本屋に行き本を買おうとした。そこでほしかった本は見つかったがそれは一冊しかない上に他にほしいという人がいた。そこで主人公は、躊躇なく本屋で買った本をまるまる複製して譲渡している。どう考えてもおかしい。彼は一応転生した人間であるため元日本人である。それならば著作権という考え方を普通ならば持っているはずである。それなのにも関わらずなんの躊躇もなく複製をしている。普通ならばこいつは常識がないんだなという考えに至るが実際に伝えたいことはそうではない。ここで伝えたいことは法律の整備が十分でないという世界観である。実際主人公は次の王様候補になっている。よってここで異世界の不便さを示すことによってここから主人公が王様になったときにこの国がどこまでよくなったかを示すことができる。つまり今の段階で伏線を張っていると考案する。そもそも次期国王候補である人間がこの国の法律を知っていないはずがない。後々この状況は変えるとして強引な手段はその前に使ってしまおうという打算的な考えを持っているのであろう。
この他に気になった点として作中の美少女が主人公をモチーフとした物語を書いていた。つまりこの美少女は作者がモチーフとみてもよいだろう。こんな作品でも作者が美少女とわかると怒りが収まるかもしれない。(イセスマ作者が本当に美少女かどうかは筆者は保証しません。)
四話
この話では出かけた際にトラブルに見舞われいつも通りヒロインを助けて惚れられるという、いつも通りのイセスマをお送りしていたわけである。女性の叫び声を聞いてそこを探し出し、女性を襲っていた敵を麻酔銃で倒す、このようなことを行ったわけだが、ここでおかしな点が出てきた。
叫び声がした部屋をスマホを使って探し出し、その部屋の扉をけり破った。ここまではいい、しかしここから衝撃の行動をとる。わざわざ勢いよく扉をけり破った後、なぜか敵の方向に前転してから麻酔銃で撃ちぬいた。ここで皆さんならこう思うであろう。「わざわざ前転する必要ある?」と。正直私は「こいつ、ただかっこつけたいだけだろ」と思っていた。しかし、この場面を考察するとこの行動こそが最善の選択であることがわかる。ここで主人公が取れる手段は他に三つある。ドア越しに麻酔銃を撃つ、こっそりドアを開けて不意打ちをする、そして勢いよくドアをけり破ったその瞬間に打つ。まず一つ目の手段である「ドア越しに麻酔銃を撃つ」について考案する。この手段でもよい気がするがいくら麻酔銃とはいえ襲われている女性を撃ってしまう可能性があるためこの手段は取れない。二つ目の手段の「こっそりドアを開けて不意打ちをする」関してだがこの場合、助ける前に女性が死んでしまう可能性がある。三つ目の手段である「勢いよくドアをけり破ったその瞬間に打つ」をとるにしてもその場に留まって攻撃するため、敵が銃を持っていた場合は反撃され、攻撃にあたってしまう可能性がある。よって主人公がとった手段こそが最適解であるという結論に至る。危険な状態の女性を見つけてからこの短時間で最適解ともいえる手段をとる主人公、戦闘IQが高いことが伺える。このような手段を考えていた主人公に対して「かっこつけていただけ」などという浅い考えを持っていたことがとても恥ずかしい。しかし、世界観からして敵が銃を持っていないということは明確であるということを考え付いてしまったが気のせいであろう。
他にも主人公の戦闘IQの高さを伺えるシーンがある。それは魔法が効かない相手に対して魔法を効かせるという発想である。相手は受けた魔法を吸収してしまうという特性を持つ。そこで主人公は魔法を相手ではなく相手の足元に向けて放つという特性を持つスリップを発動させた。これは、自分に向けられた魔法を吸収することはできるがそれ以外はできないという弱点を見抜いての行動である。このような弱点を即座に見抜きそれを実行するというこの頭脳。とても素晴らしいものがある。しかし、これをする意味として、ただ相手をあおるためだけという主人公としてはあるまじき行為なのだが高い戦闘IQを持つ主人公のことであろう、何かしらの意味があったのだろう。IQが離れすぎていると会話が成り立たないとはまさにこのことであろう。これからの戦闘での活躍がとても楽しみである。
この話は戦闘に重きを置いた話であった。
五話
この回では爆速で主人公に土地が与えられて国ができて王になった。そして国の設備も充実させ、崩壊した国の人々を受け入れて街を作っていた。このスピード感、イセスマって感じがする。
私が注目した点として建国のところである。城を作った後に崩壊した国の人々が大量に来た。そこで街を作ったわけであるが、そのあと国を発展させるために商人を呼ぼうと模索し、今までの人脈を活用してほかの国で店をやっている人に支店を出すように頼むなどして街を活性化させていった。正直ここら辺をしっかり描写したのは素直に感心した。しっかりしている。そのあと知り合いの国王たち を招待することになり娯楽を充実させて向かい入れた。娯楽の一つとして作った麻雀が自動式になっていところ地味に好き。最後に招待した人のために打ち上げ花火をやったのだが、ここで彼は打ち上げずに落とした。落とし花火である。これの理由として考えられるのは、空中庭園を所有しているということと、打ち上げるためのコストをカットしたかったというところであろう。
話は変わるが皆さんは空中庭園が上空何メートルにあるか考えたことがあるだろうか。ここで花火の玉を落としているため花火が爆発するまでの時間がわかれば求めることができる。作中から大きさは20号(直径60センチ)と推測することができる。また、導火線は定規で頑張って測って大きさとの比をとったところ12センチであることがわかる。転生者である主人公から見るに重力は地球とさほど変わらないと考えられる。空気抵抗は考えずに初速度をゼロする。重力をgとし、花火が爆発するまでの時間をtとすると式は(gt2)/2と表せる。一般的に導火線は1秒で1センチ燃えるとされている。重力加速度を地球と同じ9.8とすると706mとなる。20号の花火は通常500mで爆発するのでこれを考慮すると空中庭園は1206m上空にあることがわかる。どう考えても低い。少し高い山に登れば見下ろせるくらいには低い。参考に飛行機は上空10000mを飛んでいる。どう考えてもおかしいがよく考えてみてほしい。主人公はグラビティという魔法を持っている。これを使っていると考えれば重力加速度が大きくなる。つまり空中庭園はもっと上に存在することができるということである。そもそもこの素晴らしい頭脳を持つ主人公が庭園の位置が高すぎるということを考慮していないはずがないのである。揚げ足をとろうとした私が恥ずかしい。私は少しイセスマをなめすぎていたようだ。しかし、どう考えても魔法をかけるのには距離が遠すぎると思ったが気のせいであろう。
(いきなり空想科学読本のパチモンみたいなことをしてごめんなさい。反省してます。書くことがないんです、ゆるして。)
六話
この回では錬金棟を発見した後に嫁の実家にあいさつに行くという回であった。例によってすさまじいスピード感でストーリーという名のテンプレ展開が進んでいったわけだが、この回ではいくつか腑に落ちない点が出てきたのでそれを解説していこうと思う。
主人公が空中にいる敵への対抗策としてフライという空を飛ぶことができるようになる無属性魔法を探していたわけだが、ここで私はこう思った。「グラビティ使えよ」 忘れてしまった読者もいるかもしれないので軽く解説するとグラビティとは重さを変化させる無属性魔法である。三話の解説でも言った通り今回は重力を変化させるものとする。この説明の通り重力を操れれば空も飛ぶことができることはわかりきったことなのだがなぜか使わない。ここで私は「主人公がバカなだけだろ」と思ってしまったのだがよくグラビティの説明を見てほしい。説明では「重力を”変化”させる」と言っている。つまり変化させるだけであって新しく重力を作り出すことはできない。よって常に働いている重力を変化させて上や下、もしくはその場に留まることは可能であっても、空中にいる状態から横に重力をかけて動くことができないということである。しかしそうするとまた次のような疑問が出てくる。「空中で無重力状態にした後某ボンゴレファミリー10代目みたいに魔法を放ってその推進力で進めばよくね。」正直これも考えたが今までの魔法描写を見返してみると考えが変わった。自分が確認したものだけかもしれないのだが魔法を放った時の反動があまり見られないのである。つまり推進力を言うものが使えないという結論に至ってしまう。よって私が考案した方法で空を飛ぶことは不可能であることがわかる。普通に考えて戦闘IQがとても高い主人公がこのような手段を思いつかないはずがないのだ。このような主人公に対して「主人公がバカなだけだろう」などという浅い考えを持っていたことがとても恥ずかしい。私は少しイセスマをなめていたようだ。しかし無重力状態で風魔法を自分に当てれば簡単に進むという代替案が出てきてしまったがまぁ気のせいであろう。
あと今回の話で個人的に大好きなセリフは主人公の「お前らを作った博士はどうかしてる」である。私もこのアニメが始まった時から「お前らを作った博士はどうかしてる」と思っていたので私の声を代弁してくれた主人公には感謝の限りである。本当にありがとう。
あとついでに重要そうな人がまた出てきてフレイズの説明をしていたので結構重要な回であったりする。
今回は敵の新たな情報と重要そうな人に伏線を張った回であった。
レビューの残りがまだ半分もあると考えるか、もう半分しかないと考えるかは読者次第である。ちなみに筆者は「まだ半分もあるのかよ」と思っている。
七話
この回ではついに待ち望んだ「フレームギア」が登場した。正直このアニメを見るにあたって一番楽しみにしていた要素であったので少し期待した。まぁ実際はロボットでの戦闘はほとんどなく私の期待は崩れ落ちたわけであるが、まだ登場して初回ということもあるので気長に待とうと思う。
今回はこのロボットについてのレビューを行おうと思ったのだが、私はロボットというものに対しての 知識があまりに欠如していたので知り合いのロボット有識者にこのデザインと設定について講評をいただいた。
『本作ロボット、「フレームギア」は文明を滅ぼす怪物フレイズを倒すために作られた人型兵器である。そして武器は剣となっている。
今回第七話で出てきた「シュバリエ」は量産型という名前の通りシンプルなブルーのフォルムで、そのフォルムは90年代の異世界系のロボットアニメのデザインを踏襲しているが(代表作:「天空のエスカフローネ」)、無駄に角張が多いためミスマッチを起こしている。背景の時代がもう少し文明が進んでいたらあっていたのかもしれない。
頭部はデュアルアイ(二つ目)でレイアースからトサカを外して代わりに牛のツノをつけてつぶすと一番近い。
胸は胸部とガンバスター系のスリッドタイプの腰部で構成されている。
肩関節が丸みを帯びてまとまりがよく肘から下はガンダム・バルバトス第5形態、どうやって曲がっているのかがわからない。
股関節部分は騎士の鎧のようなスカート状のフロントアーマーと尾の長いリアアーマーを擁している。
膝にサーフボードを前から差し込んだかのような鋭利な膝当てをつけており外側のふくらはぎには装甲とスラスターらしきものが備えられている。足はガンダムでよく見られるタイプである。
コックピットは胸を盾に割ってさらに鈍角のL字型ハッチが上部についてある二段構造になっており、コックピット内部の装備で確認できたものはパイロットシート、操縦桿、ペダルノ三点。周りは板で囲まれている。全面がモニターになるタイプであるかは不明(描かれなかったため)。側面は、緑のラインと丸の二つで構成されているため、視野は正面のみと推測される。(練習用の画面という可能性はある)操縦桿は「操縦者の思考を反映する」の設定に基づいているからか、上部にボタンらしきものがついているのみでシンプル。ただ、劇中でも「補正」と明言しているため正直どうやって操縦しているか皆目見当もつかない。
実際に動いているシーンも少なく魅力もまだつかめていないため今後に期待する。』
というような講評をいただいた。
露骨に批判的な内容 は控えてほしいという条件も飲んでここまで書いていただいた友人にはあとでハーゲンダッツを贈呈しようと思う。
正直このロボットに関しては場面が切り替わるとデザインが変わっているというようなお粗末な面も見られたが、まぁ初回ということもあるので今後に期待したいと思う。
今回は以前伏線を張っておいたフレームギアの伏線回収という回となった。
八話
この回では簡単に言うと他国のトップがクズなので世直しを行うというものであった。この話の存在意義としては嫁の妹を婚約者候補に加えるというものであるため正直話の内容は問題ではないであろう。
これで今回のレビューは終了とする。
ここで皆さんは次のようなことを思うであろう。「今回のレビュー少なくね」。
弁明させてもらうと八話は話の構造が妙に複雑なうえにやりたいことが物凄く単純であったために筆者のお粗末な語彙力だとまともにレビューが書けなかった。それでも四時間ほどかけて書き終えた渾身のレビューは添削者に「何言っているかわからない。ボツ」とおよそ1000文字のレビュー分は跡形もなく砕け散ってしまった。
これらのことは筆者の能力不足により起こってしまったことである。本当に申し訳ありません。
今後はこのようなことがないようにここから先の話が単純であることを祈ることとする。
それでも「また同じようなことがあったら今回みたいに謝罪でごまかすんじゃないの」、「書かずに逃げるんじゃないの」と思う人もいるかもであろう。ここで宣言する。今後このような事態があったら筆者の土下座写真を添付する。そして絶対にこのレビューから逃げない。添削者から「君のレビューを読む人の身にもなってほしい」との言葉もいただいたが絶対にやめない。おそらくこの文も読まれているが知ったことではない。
最後に重ねて本当に申し訳ありませんでした。
九話
この回は前半は日常回、後半はストーリーパートを行う回であった。まず前半について語っていこうと思う。
今回は珍しく前半にストーリーに全く関係ないパート、つまりただただヒロインたちがかわいいという「ご褒美会」という内容であった。
正直この作品のヒロインたちはよくわからない理由ですぐに主人公に惚れたり、外見がどことなく東の方の巫女さんや半分霊で半分人間の剣士さんに似ているキャラがいるなどおかしい部分は多々見られるが正直ポテンシャルはあると思っている。
某作品を知らない人は変な違和感を持たずに視聴できるし、主人公に重きを置かない人なら十分「ヒロインが可愛い」という理由だけで見続けることができると思っている。残念ながら筆者は中学の時、某作品にハマった過去がある上に主人公至上主義者であるため絶望的に合わなかった。そんな私だが実際不覚にも一瞬「このキャラ可愛いな」と思った時があるので何かが噛み合ったら「ヒロインだけで見れるアニメ」としての地位を築いていたかもしれない。
実際今回のストーリーでもいつもとは違う服装で楽しんでいるヒロインの姿を見せてくれるためファンの方にはたまらない内容となっている。
正直意味の分からないストーリーをやったり主人公が謎行動をする回よりかは大いに楽しむことができた。特に面白かったポイントとして、なぜか主人公一行が急にごろつきたちに絡まれるわけだがごろつきたちの服装が明らかに世界観にあってない「199X年 」
ファッションであったことには数分間腹を抱えて爆笑していた。
後半の話は「フレームギア」を量産するためにオリハルコンの調達をするというものであった。
そこで「フレイズ」と戦っている女性を発見する。何か同じようなことを前に見たことあると思うが続ける。前に倒した「フレイズ」で作った剣でいつものように無双する。そして襲われていた女性が王女だと判明。その後彼女に「フレイズ」の剣をプレゼントし、主人公に惚れる描写が入る。
もう何も言うまい。
個人的に「フレイズ」の魔力を伝えると強度が高くなるという特徴と主人公の膨大な魔力量を生かして剣を作るという発想はとても良いと思った。半透明の剣は結構ロマンがあると思っているのでこの剣のデザインは結構好きであった。
今回の収穫としては「フレームギア」が再び動いていたということである。まぁ動いていただけだが……。戦闘シーンが早く見てみたいものである。
今回は「ご褒美回」であった。
十話
この回は新しい婚約者候補との出会いと石化させてくる魔獣を討伐するという内容であった。新しい婚約者候補が出てきたわけであるが、キャラクターの特徴として感情や表情をあまり表に出さないというものであった。キャラ的には筆者の好みの性格をしていた。このことによりこれから先の話が少し楽しみになったが残念ながらあと二話しかない。まぁこれからの二話でもあまり活躍はないとは思うが...…。
個人的に話の前半で驚いた点として主人公はピアノを弾くことができるという点である。話の流れで主人公がピアノを弾く場面があるのだが、ある人物がアカペラで歌っていた歌を一回聞いただけでそれの伴奏等を即興で作り上げて弾いていた。彼は「ピアノは昔やっていた」的な言葉を言っていたのだが正直そのレベルではない。そのうえ今までの話を見てもピアノに執着していた場面が見受けられないことから幼少からずっとピアノをやっていた可能性はないだろう。もしそうであったらある程度自由な時間ができた時期からピアノを触っていたであろう。このことから彼はピアノの天才であることがわかる。本作では基本的に”異世界に行った後”の主人公しか描かれないため”異世界に行く前”の主人公の姿に触れることができるのは少し新鮮で面白かった。
次に後半の石化の魔獣についての話をしようと思う。話といってもただ石化させる目を持つ敵と戦うだけの話であった。これだけでは面白くないのでここで石化について考察しようと思う。
この石化の特徴として目と目が合ったものを石化させる、石化は地面と接しているところ、あるいは地面に近い点から始まるというものである。しかし主人公が魔法で空を飛んでいるときは石化が起こらず地面に足がついた時点で足から石化が始まったという点から実際は、一旦目が合っても空中にいる場合石化が起こらないが地面についた時点で石化が始まるというものであると推測できる。
ここで気になる点が出てきた。「なぜ石化は空中では始まらないのか」という点である。これについて一時間程度考えたところ次のような結論に至った。この技は石化ではなく「対象が触れている土の属性を持つものと同化させる」土属性の魔法であると考えた。ここでの土の属性を持つものとは土、砂、岩石等の物であると考えられる。実際地面(土)に接してからそこを中心に土との同化(石化)が始まっているためおそらくあっているであろう。
ここで皆さんは次のようなことを思うだろう。「なんでわざわざ地面から石化するなんてよくわからない設定の技にしたの」と。答えは一つ、ヒロインのパンツを石化させるためである。何言っているかわからないと思う方は十話を見てきてほしい。おそらくこれがやりたかっただけであろう。わざわざ考案した自分が馬鹿らしくなってきたところで今回のレビューは終了する。
十一話
アニメ「異世界はスマートフォンとともに」十一話。この言葉の意味を皆さんは知っているであろうか。この言葉には皆さんが想像している以上の意味がある。レビューに入る前にこの言葉の意味について解説していこうと思う。
なぜ「異世界はスマートフォンとともに」という作品が(いい意味でも悪い意味でも)ここまで有名になったか、皆さんは考えたことがあるだろうか。大ヒットしたアニメ「鬼滅の刃」ですら最初の一話から現在のような人気があったわけではない。話のクライマックスでありufotableの作画力が爆発した十九話で今のような人気を獲得したのである。そして「鬼滅の刃」十九話にあたるのが「異世界はスマートフォンとともに」十一話なのである。
それでは第一期「異世界はスマートフォンとともに」十一話がどのような点で視聴者に強烈な印象を与えたのか。その答えとは、「原作小説二ページ分をそのままアニメ一話分までもっていったと」ということである。
普通に考えたら無謀という言葉では済まないようなことをあろうことか今作でやってのけたのである。その後十一話が有名になったことで今作を視聴した人が「あれ、十一話以外もやばくね。」となったことで十一話だけでなく今作全体が(いい意味でも悪い意味でも)広まったということである。
それではレビューに入っていこうと思う。
この回は新しい婚約者候補の追加と他国と同盟を組むという話であった。同盟を結びに来たはずがなんか勝手に他国の王女と主人公が国の王の了承も得ずに婚約するなど普通に考えておかしい点が多々あったが問題はそこではない。この回の一番の問題とは「コイバナ」シーンであると考える。
ここはただただ主人公のことをヒロインたちが褒めちぎるというシーンである。 筆者の感想としては今作二期で一番きついシーンであった。これといった魅力を感じない主人公をただただヒロインが褒めちぎる図は主人公至上主義者である筆者にはとても見ていられるものではなかった。しかしよく考えるとこのシーンは今作において重要な役割を担っているものであると考察することができた。
このシーンの意義とは「今作が好きな人を判別する」というものであると感じた。以前も述べたように今作を楽しむことができる人の条件として「主人公に重きを置かない人」、「ヒロインが可愛いかったらそれでヨシ」のような人があてはまると考えている。そしてこのシーンは先ほど述べた条件に見事に一致しているのである。これといった魅力を感じない主人公をただただヒロインが褒めちぎる図というのは見方を変えれば「かわいいヒロイン達が楽しくコイバナをしているのを見ることができる」ということでもある。よってこのシーンを楽しむことができる人は少なくともアニメ範囲の「異世界はスマートフォンとともに」に適性があるということである。楽しめなかった人はここで視聴を中断することをお勧めする。
十二話
この回は新しい空中庭園の発見とただただヒロインとイチャコラするという内容であった。イセスマの最終話らしくなんかどこかで見たような展開てんこ盛りかつ、キスシーンが七回も入るという大盤振る舞いであった。そして重要そうな人は重要そうなまま終わった。悲しいなぁ……。まぁ今回はなんて事のないいつも通りのイセスマであったわけであるが一つおかしな点が出てきた。
空腹のキャラクターに食べ物を与えるために「ストレージ」という無属性魔法(ドラえもんで言う四次元ポケットのことであると考えてもらってほしい)を使って食べ物を出したのだが、ここで出てきた食べ物に湯気が立っていた。さすがにおかしい。普通に考えて冷めるはずである。ここで私は「ストレージ」という無属性魔法には収納した物質の時間を止めるという能力があると考えた。しかし、実際そんな設定はない(あったらすみません)。なぜ湯気が出ない食べ物を出すことができたはずなのにあえて湯気が出る食べ物を出してきたのか。最初は「何も考えてないだろ」などと思っていたがよく考えた結果次のような答えが出てきた。
主人公は食べ物を要求されたときに「ないことはないけど……。」的なことを言っていた。この言葉の意味は「ストレージの空間に食べ物はないけど出す方法はある。」ということなのではないだろうか。それではその食べ物を出す方法を考察していく。その方法は「ゲート」(ドラえもんのどこでもドア兼お取り寄せバッグだと思ってほしい。)という無属性魔法である。「ゲート」で出来立ての食べ物を持ってきてそれを出すことをしたと考えると辻褄が合う。ここで読者の皆さんは次のように思うだろう。「ストレージっていう魔法を使った描写はあるけどゲートを使った描写はないよ」と。確かに作中で主人公は魔法を使うときに「ストレージ」と言った。しかしよく考えてほしい。「ストレージ」と言ったからといってその魔法を使ったとは限らないということである。
このことから今作は皆さんが持っている魔法を使うときはその魔法名を言うという先入観に対して、そのような先入観は果たして本当に正しいのだろうか、そのような先入観が自ら視野を狭めているのではないのかといった哲学的な問いをしているのである。
読者が無意識に持っていた先入観の狭さを気づかせるという素晴らしいシーンに対して「何も考えてないだろ」などと思っていた自分が恥ずかしい。私は少しイセスマをなめていたようだ。しかし今までの描写で口で言った魔法名と違う魔法が使えるという描写は存在しなかった上に説明すらなかった気がするがまぁ気のせいであろう。
今回はイセスマらしい最終回であった。
終わりに
完走した感想ですがほんとにきつかった。abemaTVの策略ということもあり放送一週間以内にアニメの視聴、レビューを終わらせないといけなかった。個人的にこれが一番つらい。そして八話以降土下座の恐怖を持ちながら今作を視聴するのも気が気でなかった。一週間の始まりをこんなに恐怖したのは久々であった。
筆者の愚痴はこれくらいにして今作の総評を話していこうと思う。
結論を言うと筆者的には「世間で言われているほどひどいものではなかった。」という感想を持った。「話の作り的に合う人にはとことん合うがそれ以外には合わない」と表すのが最も適当であろう。
他の良い点としては、一期の特徴はそのままにして明らかに不評な点を変えるという点、テンポよく話が進んでいった点などがあげられる。
「主人公を重要視しない」、「ヒロインが可愛ければそれでいい」、「頭を空っぽにしたい」という人にはぜひ進めたい作品である。
最後にここまでレビューを見てくださりありがとうございました。あなたはイセスマ二期の一割くらいは理解できました。そのまま本編に進みましょう。